ギャラクシースタイルについていろいろと語ってみるつもり(その4)

 今回の「テラ」ではエウシュリーの絵描きさんお二人、鳩月つみきさんとやくりさんもカードイラストを描いていらっしゃいます。このうちやくりさんはアクエリ初登場ですが、鳩月さんは以前にもアクエリでイラストを描いていらっしゃいます。

 懐かしい、と思った人もいるのではないでしょうか?アクエリSaga2・タウラスに収録された「フェアリーサークル」です。絵の雰囲気とかはかなり変わっていますが、キャラの表情とかはよく特徴が出ているか、と個人的には思います。
 さて、そんなお二人も参加していらっしゃるエウシュリーの新作が発表されました。それが「創刻のアテリアル」です。ちなみにデモムービーはこちら。

 そういえばエウシュリーで「学園もの」って今までなかったような気がしますね(^^;; 「神採り」ではダークな部分がほとんどなくって少しご不満に思っていた人もいたと思いますが、新作ではどうやらちゃんとそのような部分もあるみたいですね。なんにせよカードバトル要素もあるのでTCGプレイヤーにもとっつきやすいのでは?と思いますし、今回も「やりこみ要素がいっぱいある」のは間違いないと思いますので、来年4月末の発売を楽しみに待ちたいと思います。
 閑話休題
 改めましてみなさまごきげんよう。しるふぃ〜・えるでございます。
 現行のギャラクシースタイルについての考察なんぞを「しるふぃ〜・える的に」やってみる企画。今回は色別考察の3回目、WIZ−DOM編をしていこうかと思っています。例によって内容的には「こういう見方や考え方もあるんだ」程度にみてもらえればいいような気がします・・・ええ、前回とは言い回しを変えただけですが何か?(チョトマテw
 なお、これも毎回言っていますが、かなり「アクエリでは基本的なこととか」もあえて書いていきますので、その点はご了承くださいm(vv)m

ギャラクシースタイルの色別各論かもしれないもの・その3:WIZ−DOM(青)編

 まずは例によってキャラクターカードやブレイクカードのスペックやアイコンについて。キャラクターのスペックは1/(1)/1もしくは2/(2)/1、軽ブレイク(1ファクター1コストのブレイクカード)は2/(2)/2と攻撃力のところが精神攻撃になっているのが大きな特徴です(精神攻撃を持っていないカードもあります) この精神攻撃というのはアクエリのシステム上非常に強力なもので、相手キャラとのバトルではカード・リソース上で有利な交換ができることが多いです。また「相手キャラのパワーカードに直接影響を与える」為、相手キャラを倒すに当たって耐久力の高さを無視できる(つまり「相手キャラを倒せる可能性が高い」という事)のは大きな長所といえるでしょう。その代わり精神力と耐久力は低く抑えられているため、キャラ自体のスペックはそれほど高くはありません。
 エクストリームスタイルなどでは精神攻撃を無効化するカードが多く、なかなか有効なケースは少なくなっていますが、ギャラクシースタイルではそんなことはなく、精神攻撃を持ったキャラがアタック宣言すれば相手はガード宣言するかどうか大いに悩むことになります。「テラ」での最強キャラの一角に「ディーラー」が上げられることが多いことからもそれが裏付けられると思います。
 つまりキャラなどのスペックから見えてくるWIZ−DOMという勢力の特徴は「精神攻撃をうまく使って場のアドバンテージを取る」ということになります。そしてキャラ以外のカードをうまく使ってこの精神攻撃によるアドバンテージをさらに確実なものにしていくことが肝要になってくると言えます。
※キャラクターカードの主なアイコン:ミスティック、スカラー、クリーチャー
 白や赤と同様、この3種のアイコンはメインのネームレベルブレイクのアイコンと一致しています。またスカラーアイコンのキャラは実はこの色にしか存在しません(ブレイクカードは他の色にもあります)さらにクリーチャーアイコンキャラにいたっては補給線を成せるものがひとつもなかったりします(^^;;
※0/0/1チャージキャラのアイコン(「ゴスペラー」):タレント
※0/0/2インターセプトキャラのアイコン(「ホムンクルス」):クリーチャー

 現状では両キャラともデッキに投入される機会はそれほどないような気がします。「ゴスペラー」はアイコン上、自色のみならず白や黄にも軽ブレイクなどで横取りブレイクされるため、安定性が極めて悪くなっています。ホムンクルス」の場合はクリーチャーアイコン自体が現状ではそれほどメジャーではない為、採用されることが少ないようです。タッチ色で青を採用する場合にはかなり有用(それでもまず「ディーラー」を採用してから、だとは思いますがw)だと思いますが、現状ではタッチ青でデッキを組むことはあまりないような気がしますし。
※軽ブレイクのアイコン
☆ドローブレイク(「キャンディウィッチ」):ミスティック・タレント
★チャージブレイク(「マルクト・アプレンティス」):スカラー・スチューデント

 先にも述べたように精神攻撃が強力なこともあり、この2枚のブレイクカードは非常に有用です。アイコンの上からも相手からの横取りブレイクも狙えますし、青メインのデッキならばまずはこの2枚のブレイクカードを4枚ずつ積むことがもはや基本、と言えるのかもしれません。
 特に「マルクト・アプレンティス」のスチューデントアイコンは強力です。「マルクト」の見習いなのにこちらのほうが強いのは何故なのか小一時間ほど問い詰めたくなるほどです(何 キャラクターカードの選択の幅を広げる意味でも「キャンディウィッチ」と並んで重要ではないか、と思います。

勢力別注目のカード・・・慣れは必要だけれど強力なカードが多い

 さて、ギャラクシースタイルで青メインのデッキを組む場合の最大のポイントは「いかにして精神攻撃のアドバンテージを有効に活用して有利にゲームを進めるか」だと思われます。実際ブレイク以外のカードはこのコンセプトをいろいろな面でフォローするカードがそろっています。
 「死の刻印」は精神攻撃では対応が難しいキャラを除去したり、相手の場のメインファクターや補給線を削るという意味で有効なカードですし、「ルビー・ロッド」は精神攻撃によるアドバンテージをより確かなものにしてくれます。「シャイニースペル」はその精神攻撃をお手軽にパンプさせる手段として主にキャラビートデッキなどで採用の可能性があります。
 ブレイクカードでは「コロネル」が精神攻撃持ちのインターセプトブレイク、ということで非常に強力なカードだったりします。「ルビー・ロッド」との組み合わせは精神攻撃に耐性のあまりないデッキを絶望に叩き落せるだけのスペックがあります。
 そして青で最強、いや「テラ」のセット全体でも屈指の強カード(と、個人的には思っていますw)が「魔法薬師”ヴェルナ・エイワース”」です。このカードは自身が5/(5)/5の大型ブレイクでありながら、対象のキャラクターにシールドやインターセプト、バインドなどの非常に有用なスキルを与えるエフェクトを持っています。使い方により4種に分かれていますが、どれも非常に使い勝手が良く、また「使い方によってその有用性が非常に高くなる」のが大きな特徴である、と言えます。使いこなすには慣れが必要ですが、それに十分応えてくれるだけのカードだと思います。
 また、以前にも書きましたが「ダメージ置き場のカードを操作できるのはほぼ青だけ(「ソウルストーン」)」です。ただしこのカードは3ファクター必要なため、このカードのためにタッチ色で青を採用するのはかなり無理があるかもしれません。もちろん青メインのデッキではダメージ置き場のカードを手札に回収するためにこのカードは非常に有効に働くと言えます。

その他のピックアップカードとか

 まず今回WIZ−DOMのメインビジュアルにしてシングル価格でもトップクラスのカードでもある「スペルキャスター”レミリアスウェーデンボルグ”」について。
 結論から言えば現状では「強力なカードではあるが、必ず青メインのデッキに投入しなくてはならないほどのカードではない」というのがわたしの考えです。もちろん「直接精神ダメージを与えるエフェクト」が強いのはいまさら論を待たないのですが、実際デッキを組んでみると「そのエフェクトを遣わないと切り抜けられないと思われる場面」が意外に少ないように思えてきます。また以前の「ステラ・ブラヴァツキ」との比較になるのですが、レミリアの場合は「精神ダメージを与えるエフェクト『しか持たない』」ことがこのカードを採用することを躊躇うひとつの要素になっていたりします。もしレミリアがステラの様にパンプエフェクトでも持っていたならば、即採用レベルだったと思えるのですが。
 そして(ある意味)問題のカード(?)今回の2段ブレイクである「白石 つばさ」嬢について。このカードはプロジェクトカードをダメージ置き場から回収させたり、上段になればプロジェクトカードのコストを手札に戻したりすることができますが、(本当に)残念ながら現状ではこれらの効果を有効に生かすことはそれほどできないような気がします(><) ダメージ置き場のカードを回収する意味では「ソウルストーン」のほうが汎用性が高いですしw しかしながら魔法少女〜」のほうはプロジェクト限定ながらダメージ置き場のカードを回収しつつ3/(3)/3のキャラを場に残せる訳ですから、デッキに採用する価値はあると言えるか、と思います。その意味では(おそらく強力なプロジェクトが増えてくる、であろう)これからに期待できるカードなのかもしれませんね・・・というか期待させてくださいよぉ〜お願いしますから〜(><)←ぇ?
 そんなわけですから・・・現状では「つばさたん」はそれほどデッキに採用することはないと思われますから、できればしるふぃ〜・えるとかいう人に投げつけてみる、というのもいいかもしれませんね♪←マテマテマテwww

まとめにかえて

 以上、WIZ−DOMについていろいろと書いてみましたが・・・現状では青メインのデッキはそれほど多くはないようですが・・・実はこの色は現状非常に強力なポテンシャルを持っている、と言えます。何よりも精神攻撃は非常に強力ですしね。
 使いこなすには慣れが必要ですが、そのポテンシャルを十分に引き出せれば大会などでも満足のいく結果を出しやすいのではないか、と個人的には思っています。
 それでは今日はこのあたりで。明日は横浜のHATWに行って公認大会に出ようか、と思っています。