「エクストリーム・スタイル」についていろいろと(その2)

 アニメ版の「ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド」を見ましたが・・・第1回を見た限りだとちょっと微妙っすかね?雰囲気はそれなりに出ているんですけれど、原作の持つ「ある種の儚さとか官能っぽさ(何)」はなかったような気が。しばらく見続けようと思いますけれど。
 ・・・まあ、「ダンス・イン〜」の場合、原作者の方の絵をアニメで再現するのはかなり難しいと思いますから、ある意味仕方ないかな?とは思いますがw
 みなさま、ごきげんよう。しるふぃ〜・えるでございます。
 前回に引き続き、エクストリームスタイルについての考察をやっていきたいと思います。
※いわゆる「ソリティア・コンボ」の要因となりうるカード
 今回これに当てはまるのは「櫛」「タイムパラドックス」「炎式神・焔式」「おみくじ」「フランチェスカアルフェッカ」「マモンの契約」「星降学園バンド・ヴォーカル担当」の7枚でしょうか。
 このうち「炎式神・焔式」についてはいわゆる無限コンボの存在がわかっていますし、「ヴォーカル担当」もいわゆる無限アタック宣言の要因となり得る、と聞いています。
 また「おみくじ」「マモンの契約」はよくコンボデッキなどで必要なパーツを集める際にアレキサンドリアなどとともに採用されることが多いです。このあたりは妥当なところだと思います。
 残りの「櫛」「タイムパラドックス」「フランチェスカアルフェッカについてはわたしはよくわかりませんけれど、おそらく「同様なコンボの要因となる可能性がある」と判断されたものだろう、と思います。
※現状、能力的に非常に強力である、と思われるカード
 これに含まれるカードは「レイチェル・ルォノヴァーラ」「皇帝の威光」「マジカルステージ」「観艦式」「明王結界」「反魂の術」「日照り」の7枚ですね。これらについては個々についてそれぞれ感想なり考察なりを。
 「レイチェル」に関しては既にいろいろな方から話を聞いていて問題視されているのは確かなので、今回対象となるのは致し方ないかな、と思います。エラッタなどで対応すればいいのでは?という指摘もあるかもしれませんが、変なエラッタのかけ方をするとそれはそれでバランスが崩れそうですし。
 明王結界」については、そのチート能力が問題視されているのでは?と思います。これによって最速で不動明王上段が出てきてしまうとある意味ゲームにならないこともあるので、これも致し方ないかと思います。
 「日照り」についてはいわゆる「コンボデッキにおけるエンドパーツ」の代表格として適用になったものだと思われます。現状では既にこのカードに対応できる手段はいろいろある訳なんですが、カード自体の入手難易度の問題もあって問題視されている方も多いようです。
 わたしとしてはこういう「アタック以外でダメージを与えるカード」はあってもいいのでは?と思っていますので、今回の適用には少し疑問を持っている訳なんですが。
 「皇帝の威光」「マジカルステージ」についてはこれらのカードの「ある種の安易さ」が問題になって適用されたのでは?と感じています。「万能さ」と言い換えてもいいかもしれません。
 またNakajiさんも同様のご指摘をなさっていますが、以前書いたとおりこの2枚のカードについては使用に当たって「現状では入手が非常に困難なエキストラパックのカードが多用されている」という問題もあります。エラッタで対応することもわりと容易であると思いますが、今回適用されたのは致し方ないのかな?とわたしは感じています。
 「観艦式」に関してはこれ一枚によって膨大なパワー・アドバンテージを受けることができる、というのが危険視されたのでしょうか?ですが一見するとこれまでのカードたちに比べて直接的ではないため、適用を疑問視されるかもしれません。
 これについては「今回適用されるサイクルのカードによってよりカードの効果が強調される」が故に適用になったものと考えられます。エクストリームスタイルでは全体的に展開スピードが遅くなるため、観艦式によるパワー・アドバンテージの恩恵はさらに広がることが予想できます。その意味では適用もやむなし、と思います。
 最後の「反魂の術」ですが、同様の効果を持つ「イースター」「リザレクション」と比較してもっとも汎用性が高いことが適用の理由になったのだと思われます。「イースター」はダメージ置き場のみですし、「リザレクション」は使うにはかなり癖が強いですしね。その意味では適用もやむなし、かもしれません。
 ちなみにわたしは個人的にこのカードの適用については少し疑問を持っていたりします。展開が遅くなることにより、このカードによって主力級のブレイクが超早期に登場することはそうそうなくなるのでは?と思いますし、このカードを適用するのであれば「イースター」や「リザレクション」にも適用してもいいのではないか、と感じているからです。

ここまでのまとめ、ということで。

 ここまでいろいろ考察してきた中で感じたことは、今回「非常によく多用されているカード」が適用されているな、ということですね。まあ、これらのカードは「カードパワーが非常に強いから」多用されているのですから当たり前、といえばその通りなんですけれどw
 しかしながらエクストリームスタイルでは大会結果などで禁止カードの適用等臨機応変に対応していく、ということなので、このあたりは是非横着なんぞせずにがんばっていただきたいところです。できれば新エキスパンション登場時および大きな大会の結果が出た時毎に。大変だと思いますが、エクストリームスタイルをよりよくしていく意味でも何とかお願いしたいところです。
 また、きらさんも同様のご指摘をされていますが、環境の変動によっては単に禁止とするだけでなく、枚数制限なども(禁止解除なども含めて)取り入れていけばいいのではないか、と思います。このあたりも含めてエクストリームスタイルでは臨機応変さや即応さが求められる、と思います。
 さらに個人的にはエクストリームスタイルについて2点ほど要望したいことがあります。
 1点目は、今回の禁止カードについて「特に大会を開いてくださるお店の方に対して」内容を徹底させていただきたいと思います。インパクト(というか印象)は悪いかもしれませんが、お店に今回の禁止カード一覧を掲示してもらう、などの対応も必要でしょう。そうしないといろいろと混乱する元となってしまいます。
 2点目としてはこれは大会を開催していただくお店のほうに対してなんですけれど、「是非エクストリームスタイルの大会をできるだけ開催してほしい」ということです。スタンダードスタイルと比較していろいろと面倒な部分はあるかと思いますが、エクストリームスタイルの定着には不可欠なことだと思いますので是非お願いしたいところです。
 なんにせよ現行のスタンダードスタイルと比較してエクストリームスタイルでは「アクエリの楽しさ」という点ではるかにいい、とわたしは感じています。「望刻の塔」の内容などいくつかの不安材料はありますが、そのあたりはわたしを含めてプレイヤーのみなさんでいろいろとがんばればいいことだと思いますので、期待していきたいところですね。
 まずは3/21のエクストリームカップでお手並み拝見、といきますか。