望刻の塔のカードレビューとかしてみたりする(その3)

 望刻の塔のキャラプロフィール「ブレイブ・ベース」より
 〜「今は博士ではない。艦長、と呼んでくれたまえ」 −熊谷 真実−〜
 ・・・なんかマッドサイエンティストのくせにやたらかっこよくない?(何
 そんなわけでみなさま、ごきげんよう。しるふぃ〜・えるでございます。
 望刻の塔のカードレビュー、今回は阿羅耶識編になります。
 例によって独断と偏見を持って10点評価で斬っていきたいと思っています。評価6点以上が一応個人的には許容ライン(←何をエラそーにw) 8点以上は個人的には「強いカード」という認識です。
 ・・・うん、たぶん今回のエキスパンションでは間違いなく「勝ち組」ですよね・・・(ぼそり)

望刻の塔カードレビュー阿羅耶識編

※婚約者「有栖川朱鷺子」 6点
 キャラプロフィールを見ると一心君との許嫁関係は解消されたみたいですね。ではそうすると、今はいったい「誰の」婚約者、なんでしょうかね?(ニコニコ) ←ダマレコラwww
 閑話休題
 密かに「このキャラクター自身はスキルを持っていない」というのが温羅などを相手にすると効いてきそうですね(万里の長城セットでほぼシャットアウトできますし)
 桜吹雪の打点も2点上昇しますが、その分こちらの首を絞めることになるのが何とも悩ましいところです。青デッキ相手にはじわじわと効いてきそうですから、その点では採用することもやぶさかではありませんね。幸いワーカーアイコン持ちなのでブレイク元には困りませんし。
※恋人「織倉 縁」 7点
 バインド1・ブレイクスルーと強力なスキルを持ち、6/5/6の能力値。さらにチャージ3で補給線すらも担える強カードです。
 さらにプレイヤーに与えられるダメージを軽減してくれます。自身を構成するカード枚数に等しいので、たいていの場合は最低−3・−(3)からスタート、実は阿羅耶識にはスチューデントアイコンを持つ軽ブレイクも各種ありますので、案外簡単に−5・−(5)くらいは届きそう、と「鹿島 栞」も真っ青なことになりそうです。中盤以降は攻撃が通らないことが多くなりそうなので何らかのフォローは必要ですが、デッキの主役に据えるだけの価値があるキャラと言えるでしょう。
※蒼天「桜崎 翔子」 6点
 以前のわたしのエントリも参照して下さい。毎ターン1枚デッキアクセスを余分にできる点や「手札を『ECBキャラなどに仕込める状態にした上で』新たに手札を補充したりする」エフェクト(ちなみにこれは後述の「宇気比」でカードを引き戻す際にも使えます)など、実はコンボデッキなどでは優れたパーツを集める為のギミックがこのカード1枚で可能になります。
 それ故に「この娘自身の必殺エフェクト」のためだけでなく、赤メインでのコンボデッキを組む際などにも採用の余地はある、と思われます。
※土御門流陰陽道宗家「土御門 晴明」 5点
 式神を操ることに長けた大型男性キャラクターですね。現状式神と呼ばれるカードの強さがそのままこのカードの強さ、といっていいかと思われますが・・・現状では式神たちは強力なものも多いのですが、いかんせん「重いカード」が多い、という難点を抱えている気がします。式神のキャラも残念ながらそれほど強くはありませんし。今後「軽くて強い」式神たちが増えれば脚光を浴びることがあると思われます。
※金少女「吉備 煌華」 8点
 まさかの能力値5/6/6。そしてレジストダークロア! これだけでも既存の阿羅耶識キャラの常識を破っている、といえると思います。さらに自身をパンプできるエフェクトまでありますから、まさに(阿羅耶識には珍しい)攻めの強さが自己完結しているカード、と言えるでしょう。
 問題は自身に精神攻撃や除去に対する耐性がないことですが・・・このあたりもセット時のアビリティで「バロール」あたりを持ってくればある程度は解決してくれます。他にセット時に持ってくるキャラとしては「シルマリル」や「ロビン・グッドフェロウ」、大穴で「姫川 美紅」あたりでしょうかね?
 またこのキャラ相手であれば、旋棍あたりでも十分に効果を発揮してくれるでしょう。
 アイコン面がやや弱いですが、デッキの主役として、採用する価値は十分有り得る、と思います。
※七福招来「宝船」 8点
 チャージ7&1コストで3ドロー、と言う驚異の補給能力を持つ阿羅耶識の建造物ブレイクですね。白以外の他のシリーズと違って精神力もちゃんとありますから、普通にブレイクキャラクターとして運用できる、というのもいいところです。
 最大の問題はアイコンの弱さにありますが、この点については他色のキャラを利用すればわりと解決できるような気がします。採用の余地は十分にあるのではないでしょうか?
※ガラスの盾 7点
 赤の「ガラスパーマネントシリーズ」はシールドを持たせられることと、セットしたキャラクターの精神力以下の精神攻撃を受けなくなる、と言うのが最大のセールスポイントですね。精神力と耐久力も1上昇するため、キャラクター目標にセットしてもそれなりに役に立ちそうです。もちろん主力級のブレイクにセットすればその効果は十分なものになるでしょう。
 スタンダードでは「明王結界」があるためほとんど出番はなさそうです。しかしエクストリームであれば「真紅の羽根」との比較になりそうですが、こちらの採用も十分有り得るのではないでしょうか。
※旋棍 4点
 これも以前のわたしのエントリを参照して下さい。赤メインのデッキでなくても投入できる、というメリットがありますが、現状では投入する機会はまずないような気がします。赤メインでしたらまだ「七枝刀」を採用するでしょうし、白には今回登場の「ビーム釘バット」があります。おまけに緑には「エッジデモン」もありますから、ますますこのカードのパワーの低さが目立ってしまうことも採用できない理由になると思われます(><)
万里の長城 9点
 このカードについても以前のわたしのエントリを参照して下さい。弱点らしい弱点がない強パーマネントです。セットしたキャラクターは事実上ガードし放題になるため、実はそれほどセットするキャラクターを選ばない、という利点もあります。
 ただし決して阿羅耶識デッキにとってマスト投入のカードではない、と思っていたりもします。同じような目的でも場合によっては結界符のほうが強いこともありますし、摩那斯や金少女メインのデッキならば投入しない、という選択肢も十分に有り得る、と思います。
※類感調伏法 5点
 スカラーを目標に取れるため、葛洪やうららなどを目標にできる、という点でミラーデッキ相手にワンチャンスあるかもしれません。赤デッキ相手にこんなの通るのか?というのはもっともだと思いますが、相手の場に水樹鏡花嬢や厳島姉妹がいなければ案外通りそうな気もしますね(^^;;
※富貴符 7点
 新たなドローエンジンとして採用の余地があるカードですね。エクストリームでの阿羅耶識デッキでは軽ブレイクのスロットに代わって採用される可能性も有り得ます。ブレイクとは違って勢力アタックや魔絶ちの法でダメージ置き場に置いたり、葛洪などでドローコントロールが容易になったりするのもこのカードの価値を高めています。
 最大の問題はこのカードのコストが0であることですね。今回はこのカードが「本来のコストで打てる可能性が全く持って怪しい」ですからねw それでも検討する価値は十分あるでしょうね。
※宇気比 10点
 あるときは「自分にとって必要なカードを引くのに役立ち」またあるときには相手のデッキを「ほぼ確実に5枚破壊してしまう」応用性の高い強カードです。コストやファクターも軽く、しかも0Cでない(ここ重要!)ので安定性も高いです。
 特に万里の長城などを使った長期戦想定のデッキに対しては桜吹雪とならんで投入される可能性が高いですね。桜吹雪と違って目標が「相手プレイヤー自身ではない」ため、ラストフルデビルなどの影響を受けない、という点も高評価です。シングル価格は現在わりと安めですが、今後よく見かけることになるかもしれませんね。
※突然獣化 5点
 ・・・・・・とりあえず、そうねぇ〜「ライカンスローピィ」と「獣化」にはかる〜く謝っておいた方がいいと思うんだw
 閑話休題
 現状の阿羅耶識デッキではこのカードが採用されるスロットはまずない、といっていいでしょうね。残念ながら。摩那斯デッキで投入する? う〜ん、ちょっと微妙な気がw
 あ、そうそう。ブードラでは実はかなりの強カードだと思いますよ。
※神鳴り 7点
 ・・・や、むしろ摩那斯デッキであれば投入するのはこちらだと思うんですよ。あらかじめパワー2のキャラ目標に「反魂の術」使って摩那斯ブレイク、直後に神鳴りかければ20点素通し確定・・・
 うん、十分致死量ですよねwww
 ちなみに「弓道家」でも「同キャラに対して2枚がけ」でも問題ないですね。その意味では「マストカウンターカード」になり得るかもしれません。 
※魔絶ちの法 9点
 Saga2の凶悪カード、「魔切り」がリニューアルされて帰ってきた・・・訳ではありませんw
 元々が3F2Cで、コスト&ファクター軽減の代償が阿羅耶識のカードをダメージに置くこと・・・事実上阿羅耶識メイン以外では使いづらい仕様になっています。
 「皇帝の威光」とかもこれくらいマイルドならばエクスト落ちしないで済んだかもしれないのにね・・・(何
 それはともかく(^^;; この代償、実は阿羅耶識デッキにとっては「ほとんどデメリットになっていない」という気がします。「反魂の術」の対象ブレイクを落としたり、いま必要ではないカードを葛洪上段で回収する目的で落としてみたり・・・
 その意味ではこのカードのライバルは「送り雛」ではなく、パーマネントも対象に取れる「太古神法」の気がします・・・が、実はこのカードはその「太古神法」ともシナジーが合う、という事実がwww
 今後、阿羅耶識メインのデッキではカウンターカードとして「太古神法」とならんで採用されることが多くなるカードかもしれませんね。

まとめとして

 全体的に一部のカードを除いてわりと強めのカードがそろっているのではないでしょうか?今回のエキスパンションでは間違いなく「勝ち組」でしょうね。
 しかしながらいわゆる「ぶっ壊れ」クラスのカードは見あたらないような気もします。
 個々のカードでは万里の長城や魔絶ちの法もそうですが、個人的には金少女や宇気比に注目しています。2枚ともかなり「可能性の高いカード」だと思っていますので、注目していきたいところですね。