望刻の塔のカードレビューとかしてみたりする(その6)

 みなさま、ごきげんよう。しるふぃ〜・えるでございます。
 少し間があいてしまいましたが(^^;; 望刻の塔のカードレビュー再開です。
 今回は極星帝国編をお送りいたします。
 例によって独断と偏見を持って10点評価で斬っていきたいと思っています。評価6点以上ですと一応個人的には使いたくなる、と思わせる認識で(←何それ?w) 8点以上は個人的には「強いカード」という認識です。

望刻の塔カードレビュー極星帝国編

※アレクサンダーの寵友「ヘファイスティオン」 5点
 男ウォリアーデッキではバトルではかなり倒されにくいキャラとして活用できる、とは思います。またインターセプトおよびブレイクスルーのスキルにより、攻守ともに活躍できる気もします・・・が、4/4/3のサイズが問題になりそうですね。プロジェクトなどからの回避能力が何もないのもマイナス要因ですね。まあ、スタンダードであれば「皇帝の威光」がありますけれど、ねw レナスデッキであればワンチャンス・・・でもそれならば普通は後述の「トリスタン」を使用しますよね(^^;;
※ライト・エルフ「リルナ・ティル・パルパ」 6点
 ・・・下段の時に手にしていた「謎の怪しい薬」(イラストを参照)でいったい彼女の何が変化したんでしょうね? 確かに飛躍的に強くなったような気もしますが、代わりに「何か大事なものを失ってしまった」気がするのはわたしだけですかね? 例えば「羞恥し(ry・・・ドグシャッ←何かが砕ける鈍い音w
 ・・・・・・・・・・ううっ、いきなりなんてしどい(><)
 閑話休題
 バインド1とチャージ3のスキル。そしてなにより6/6/5のサイズ。これがさいたんでこうこう2ターン目に出てくる可能性がある、となればこの娘で圧縮デッキを組みたくなる気も起きる、というものです。
 またこのキャラは一種のルールブレイカー的な存在でもあり、このキャラがいる限りデッキからのドローアウト負けはなくなります。むしろこの娘の場合、「デッキがなくなってからが本領発揮」といった感じもします。
 しかしながらこの娘を持ってしても「ダメージ判定でデッキアウトした場合」まではねじ曲げることはできません。最悪「桜吹雪」1発で終了してしまいます(もっとも、これでも大丈夫ならば一躍「超壊れカード」の仲間入り、になるでしょうけれどwww) 故に実際には「圧縮デッキでの速攻」以外にはこの娘の実力は発揮できないかな?と思います・・・残念ながら。
※マスター陰陽師「芦屋 道満」 7点
 「どうまんちゃん」は「このキャラから支払ったコスト」がそのままキャラクターとして出てくるため、場合によっては「どうまんちゃん」があっという間に自分の場にあふれる、ということが有り得るかもしれません。また「どうまんちゃん」は任意の勢力のファクターを持つため、いろいろと悪いことなどできそうな気はしますね。エフェクトで出しているキャラでもないため、エフェクト封じによるキャラ消失などもないのもいいところだと思います。「どうまんちゃん」を含む式神全体のパンプエフェクトもありますし、なかなか強いのではないでしょうか?
※円卓の騎士「トリスタン」 7点
 オフェンシブおよびブレイクスルーという攻撃に特化したスキルを持つ上に、「タイムストップ」に同じようなアビリティ持ち、という非常に攻めに強い強カードですね。さすがに「フェニックスナイト・アンカ」と比較すると若干見劣りがするかもしれませんが(^^;; 男ウォリアーにはレナスもいますし、十分主力として活躍できるカードだと思います。
※アンデッドメイド「アルテルフ」 8点
 実は密かにワーカーアイコン持ちが強い、と思うのはわたしだけですかね? それはともかくあちこちで「コープスダンス」とのアンシナジーが指摘されていますが、バインド自体が選択式のスキルであることから、別に特にマッチしないわけではない、とは思いますね。
 実際アンデッドが捨て札される場合に「捨て札して相手プレイヤーもしくはキャラに(1)ダメージを与える」のか「このキャラのパワーをダメージに送ることでそのキャラを残す」のかを選択できるのは非常に厄介な気がしますね。特にアンデッドアイコン持ちには「ソニア・ホノリウス」など厄介なキャラが多いので、このアビリティは重宝するでしょうね。
※たおやかな塔「ベレニケ」 4点
 耐久力に+1の全体強化があるため実質的には0/4/4。さらにパワー0のキャラのスキルすべてを無効化します。確かにこのアビリティは厄介なんですが、自分自身にも効果が及んでしまうため「ステラ・ブラヴァツキのエフェクト」などで簡単に落とされてしまう、といった難点があります。かなり使い方が難しいカード、といった感はぬぐえないと思います。
※ガラスの鎧 6点
 そのターン中にしか効果がない、とはいえお手軽にバインド1のスキルを与える手段としては悪くはない、と思います。もっとも本格的にバインド1付加などを考えるのであればこのカードよりもインターセプトやシールドもつく「マジック・アーマー」のほうが優秀、であるとは思いますがwww
※ツーハンデッドソード 4点
 3F2Cのパーマネントで精神力および攻撃力+2。確かに費用対効果で考えた場合に妥当なものだとは思いますが、他になんの能力もないのであれば構築戦ではおそらく使われることはないでしょうねOrz
 もっともブードラではかなり強いカードであるとは思います・・・それでも緑の「エッジデモン」あたりと比較すると見劣りするんですよね(^^;;
※ロブ・ノール 6点
 使用するのに1コストと「このカード自体」の2枚。効果としてはチャージ5。ターン終了時に手札に戻ってしまうのを差し引いたとしても、「補給線をになうカード」としては十分合格点ですね。先のデメリットも「このカード自体が捨て札されにくい」という点ではメリットにもなり得ますし。
 しかしながらやはり4F、というのが実際にはかなり足かせになるような気がしますね。このターンではセットできたとしても次のターンで4F確保しているか?というのはまた別の問題ですからね。こうしてみるとやはり「ウィンディ・ゼファー」って強かったんだなあ、としみじみと感じてしますますねw
イレイザー狩り 4点
 ドラグーンアイコンが対象になっているので、「ロッソ」相手とか出したターンの「アズーリ」などに頑張れるかもしれません。「アブソリュート・ヴァニッシュ」が健在である以上、構築戦でこのカードの出番になることはまずないでしょうね。
※メテオ 6点
 実際に「このカードを使おうとしてデッキを組んだ場合」その効果はかなり大きいものになるものと予想できます(相手はそういったことを想定しているわけではないですからねw) 実際このカードを活かすデッキを組むのはかなり難しいでしょうけれど、やってみる価値はあるのではないでしょうか?
 まずこのカードが効果を発揮すると、その損害は非常に甚大なものになるでしょうしね(^^;;
※革命 6点
 「スレイプニルの蹄」の全体版、といった感じでしょうか?何かいろいろと悪いことができそうな気がしますけれど・・・せめてファストカードだったらもう少し使い勝手は上がったんでしょうけれどねw 黒の「エデンの園」と組み合わせると相手にかなりの効果を上げることができるようになりますね。ビートダウンデッキなどで最後の一押しとして使う、というのも有り得そうですね。
※ラストアクション 3点
 パワー0のキャラクター前提、というのが非常につらいですね(><) カード自体の効果としては決して悪くはない(むしろ極星としては珍しい&あってもいい部類の効果と個人的には認識)だけに、パワー0のキャラ限定というのがこのカードの価値を著しく下げていると思います。
※重詠唱 7点
 スタンダードではまず採用はされないでしょうが、エクストリームでは検討の価値があるカウンター系のカードですね。一言で言えば「自分のカードも対象に取れる『シンクロニシティ』」といった感じなのですが、自分のカードを指定する場合には「持続効果のカードも指定できる」というのが大きなメリットです。場合にもよりますが「どんなプロジェクトやファストにもできるオールマイティなカード」としてデッキに1、2枚仕込んでおくといい働きをすると思います。
 問題は5Fというカード自体の「重さ」、その1点のみですね。もっともこのカード自体があまりにも軽いとそれはそれで問題な気もしますから(^^;; この設定は仕方がない、とは思います。
※次元破斬 8点
 元ネタのSaga2「次元斬」自体がかなり強力なカードであったため、このカードが弱い理由なぞどこにもない訳なんですが(^^;; 代償があるとはいえ「ダメージ置き場からも使用できるようになった」ため、「何となくデッキに1、2枚仕込んでいても無駄になりにくい非常に強いカード」になっています。血盟シュートなどのデッキタイプでは即採用まであると思います。

まとめとして

 エクストリームスタイルとして考えた場合、「スタイル移行によって失ったカード」の代用が、このエキスパンションでは残念ながらカバーし切れていないような気がします。「ロブ・ノール」「重詠唱」「次元破斬」は強力ですし注目していきたいところですが、「皇帝の威光」や「ウィンディ・ゼファー」の代用にはなり得ていないと思われます。
 新たな戦力として「トリスタン」や「アルテルフ」は十分なパフォーマンスを発揮してくれると思います。ですが一時期猛威を奮っていた極星デッキが、エクストリームスタイルで生き残っていけるのか? この点を注目していきたいと思います。