「後攻有利ブレイク(仮称)」の考察をもう少しやってみた

 昨日の深夜から「けいおん!」の第2シリーズが始まりましたね♪
 第1話を観たところですと、前回シリーズと雰囲気は変わっていなくてその点では安心してみていられました。
 オープニングでの唯たんを見て「こんなの唯たんじゃないよ」とつぶやきそうになりましたけれど(何 本編になるとそんなことはなくw
 EDがスタッフの趣味(?)全開(よ〜するに「みおたんづくし」w)なのも相変わらずですしwww
 個人的には(ムギちゃんファンのわたしとして)ムギちゃんの出番が少なかったのが少々不満ですが・・・まあこのあたりは後半の話に期待しましょ〜♪
 そんなわけでみなさま、ごきげんよう。しるふぃ〜・えるでございます。
 さて今日の内容は?と言いますと、一昨日少し見解とか書いてみた「後攻有利ブレイク(仮称)」について、もう少しやってみようかな?と思い至りましたので、ある程度個別に見解を交えてやってみたいと。そうすることでいままでわたし自身も含めて見えていなかった別の側面とか見えてくるかもしれませんからね♪
 なお、以下のアビリティについて、今回のエントリーでは便宜上「ラピッドアビリティ」と呼称いたします。あらかじめご容赦下さい。
 「対戦相手のテリトリーにキャラがいてあなたがキャラを支配していない場合、ファクターとコストを無視してこのカードをあなたのテリトリーのキャラに対してセット宣言可能。その場合、デッキから該当する勢力のカードを1枚チューターできる」

各カードのスペックは、といえば・・・

 共通するのは「キャパシティ−1・ドロー+1」のスキルですね。後は「セット時に1ドロー」といういわゆるキャントリップ能力(以下「CTP」と略します) そして「ラピッドアビリティ」ですね。
 後は各カードの能力値、アイコンなどですが・・・
 E.G.O(グラビアメイド):3/2/2 アイコンはタレント・ワーカー
 阿羅耶識(チャイナウェイトレス):3/2/3 アイコンはアスリート・ワーカー
 WIZ-DOM(アルケミックメイド):3/(2)/2 アイコンはスカラー・ワーカー
 ダークロア(クリムゾン・メイド):2/3/3 アイコンはヴァンパイア・ワーカー
 極星帝国(三つ目メイド):3/3/2 アイコンはトライ・ワーカー
 イレイザー(天使メイド):2/4/2 アイコンはイレイザー・ワーカー

 以上になりますね。
 共通しているのはやはり「ワーカーアイコン」持ち、ということですね。少なくとも「デッキに普通は10枚以上は入れる」ドローキャラがすべてワーカーアイコン持ちですから、このあたりがこれらのカードの採用率が高くなっている一つの要因なのは間違いないです。かつて「1F1Cのキャパシティ-1・シールド・チャージ1」シリーズの中で時折採用されたのも、やはりワーカーアイコン持ちである「仲居」「サイキックパティシエ」であることからして、このことを裏付けるに足ることだと言えるでしょう。
 しかしながら、はたして「ワーカーアイコン持ちが問題である」のか?と言われれば・・・現状ではそうではない、と言うのがわたしの見解です。むしろこれらのカードがワーカーアイコン持ちでなかったら? ということを考えてみた場合、残念ながらそれほど使用率は高くなかったことが前述のことからも容易に推測できます。もともと「先攻有利を是正する」ことが目的なわけですから、むしろワーカーアイコン持ちになったのはある意味必然、とさえ言える気がします。
 さて、ワーカーアイコン以外の部分で個別にみていきますと、E.G.O(グラビアメイド)のタレントアイコンとイレイザー(天使メイド)のイレイザーアイコンがかなり優秀にみえます。E.G.Oの場合、タレントアイコン持ちには「千頭さとり」「一色真澄」などが現在主力クラスですし、イレイザーの場合には「オファニエル」「ゾフィエル」などの強力ブレイクが目白押しです。またそれまで軽ブレイクでなかなか優秀なものがいなかった黒イレイザーにとって、それを見事に補完してしまうのも大きいです。その意味では「天使メイド」はわたし的に高評価ですね♪
 それ以外の4種類については、現状それほどマッチングしているアイコンとは言えない部分がありますね。ただWIZ-DOMやダークロアの場合には(スタンダードスタイルでは)それぞれ「教皇・ヨアンナ」「レイチェル・ルォノヴァーラ」などがいますけれど。
 わたしとしてはこのあたりはもう少し検討の余地があったような気がしますけれどね。むしろ既存の主流デッキタイプを強化するよりも「主流ではないデッキタイプを強化する」方向に向けた方が、デッキのバリエーションを増やす意味で有効(このあたりは「メタゲーム」をまわす意味でもいいと思いますが)だったのでは?と思います。

ラピッドアビリティで何をチューターしてくるのか?

 さて、ある意味問題なのがこの「ラピッドアビリティ」な訳ですが(^^;; 各勢力ごとにこのアビリティでどんなカードを持ってくるのか?というのをわたしなりに無い頭を絞って検討してみますと・・・
 E.G.O:「社長・斎木麗名」「キネティックシュート」「キュアメイド・和泉はるか」「一色真澄」など
 阿羅耶識:「葛洪(上下段)」「陰陽博士」「送り雛」「反魂の術」「水樹鏡花」など
 WIZ-DOM:各種焼きカード・「マジカルステージ」「ナースウィッチ」など
 ダークロア:「悪魔・パイモン」「イビルアイ」「雪女・雪乃」「デメテル」など
 極星帝国:「サンダーストーム」「ウィンディ・ゼファー」など
 イレイザー:「ラプンツェル」「ロッソ」「アズーリ」「ゾフィエル」など

 こうしてみてみますと、2Fクラスの強力なカードが目白押しですねwww
 また2ターン目にはおそらく3Fそろえられるでしょうから、それを見越して3Fクラス(場合によっては4Fクラスさえも視野に入れられますねw)のさらに強力なカードをチューターする、ということもあり得ます。
 特にスタンダードスタイルでは2Fクラスに強力なカード(「社長・斎木麗名」「パイモン」など)がひしめいていますから、勢力ミラー対決などでこれらのカードを「確実に2ターンで出すことが確定できる」のは非常に高いアドバンテージを持つことになります。スタンダードでは先攻でも2ターン目に同様のことをすることはそれほど難しくはありませんが、肝心のカード自体を引いていなければそれもできませんからね(^^;;
 また、エクストリームスタイルでも「キネティックシュート」「雪女・雪乃」「ロッソ」あたりをチューターされた場合には(デッキ構築による部分もかなりありますけれど)いわゆる「アクエリをさせてくれない」といったことさえあり得るような気さえします。今回の2段ブレイクのパーツを集めるのにも役に立ちますし。
 総じてここまでを鑑みてみますと、なるほど現状で(特にエクストリームで1F0Cドローブレイクなどを押しのけてまで)このサイクルのカードが採用される、というのはおそらくこの「ラピッドアビリティ」による部分が大きいのかな?という感じがしますね。個人的にはこのアビリティでチューターされたカードによってゲーム自体が決まってしまった、という話も聞いていますからすこしやりすぎなのかな?という感じもします。

結論としては?

 アイコン面では多少の問題もありますけれど、特にこのままでもいいような気がします。
 問題は「ラピッドアビリティ」についてですが・・・しばらく様子を見てあまりにも「ゲームにならないことが多く起きるくらい」ひどいようならば「テキスト修正」をしてもいいような気がします。具体的には「ラピッドアビリティ」→「CTP能力」にすればいいのではないでしょうか?これでも後攻のほうが(おそらく)場の展開などで優位に立てるとは思いますしね。
 ただ、安易な修正は避けていただきたいと思います。あくまでも公式の大会などで現状を把握してから対応すればいいのではないでしょうか?手段としては大会の報告書などでアンケート形式みたいな形で意見を募ってみるとかでもいいと思います。
 なんにせよこの「後攻有利ブレイク」についてはこのブログのヒット数をみてもかなり興味のある話題だと思いますから、B社さん側でも何らかのアクションをとってもいいのではないか?と思いますがいかがでしょうか?