さて・・・どれだけの「覚悟」を持って公式で発表したのでしょうか?

 (昨日深夜、NHKのMJアニメスペシャルを見ていたwオープニングが「なのは(田村ゆかりさん)」&「フェイト(水樹奈々さん)」のコラボだったので)
 ・・・や、もしかすると昨日これをやっていた、というのは今日のこの「重大発表」の暗示だったですね、きっとそうに違いない(何
 みなさまごきげんよう
 や、「Hello good-bye」のキャッチコピーっていろいろと応用が利きそうですね(謎爆)
 しるふぃ〜・えるでございます。
 さて、今週からいろいろと言われていた「重大発表」ですが・・・どうやらエキストラシリーズ(おそらくエキスパンション規模になることを期待w)で「魔法少女リリカルなのはVivid」が出る、ということみたいですね。
 とりあえず作者さんである藤真さんのブログから
 http://fujima-blog.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/vivid-a05d.html
 ・・・・・・なんでわざわざ今日にずらしたんだろ?別に火曜日でもいい内容なんじゃね? というのはさておき(^^;;
 今のところどちらかというと批判的な意見が多いみたいですね。まあ今までのエキストラシリーズの展開とか見てみますとそれも納得がいく気もしますね(^^;;
 ちなみにわたし個人としては「期待はしますがかなり不安なところもある」といった印象でしょうか。むしろ今回大々的に発表してしまったことでこのコンテンツの成否が「TCGとしてのアクエリの評価」を左右してしまうのでは?とさえ感じていたりします。
 そんな大げさな、と思われるかもしれませんが、わたしが気にしているのは次の2点について今までとは違う状況である、ということに他なりません。

今までのエキストラシリーズとは「何か」が違う・・・

 しかし今回の場合、以下の2点において今までの場合とは少し状況が違うのでは、と思います。それは
1:「なのは」シリーズが今までエキストラシリーズに取り上げられたコンテンツよりも「メジャー」なコンテンツであること
2:既に「なのは」シリーズが「ヴァイスシュヴァルツ」という比較的「メジャーなTCG」で取り上げられ、展開されていること
 これらそれぞれについてもう少し補足をしていきたいか、と。
※今までにないくらい「メジャーなコンテンツ」である、ということ
 「なのは」シリーズは今までエキストラシリーズで取り上げられたコンテンツと比較するとはるかに「メジャー」なコンテンツである、といえます。アニメシリーズは既に3シリーズを数え、映画版も上映、ヒット作となりました。今回のコンテンツである漫画版も売れ行きは好調だと聞いています。今回の参戦は「なのは」好きな人たちの興味を引くことは間違いないでしょうから、プレイヤー層の拡大につながるいいチャンスである、というのは間違いないと思います。しかしながら、もしプロモーションや展開に失敗するとその反動もより大きいものになってしまう、ということは容易に想像できるのではないでしょうか?
※既に別の「メジャークラスのTCG」で展開されている、ということ
 まあ「クィーンズブレイド」もそうだった、といえばそうなんですが(^^;;しかしながら今回の場合は状況が大きく異なります。「なのは」シリーズは既に「ヴァイスシュヴァルツ」において発売、展開がなされています(現在正規エキスパンションが2つ、エキストラエキスパンションが1つ)実際「なのは」シリーズはヴァイスシュヴァルツにおいてもいわゆる「キラーコンテンツ」のひとつであり、現在でも根強い人気があります。またヴァイスシュヴァルツはその高い「原作の再現性」に定評があり、この点も人気があるひとつの要因である、といえます。今回アクエリが「なのは」シリーズに参戦する、ということは否応もなくこの「ヴァイスシュヴァルツ」のなのはシリーズと比較されてしまう、ということに他なりません。後発、ということもありよほどがんばらないとこのコンテンツでアクエリの裾野を拡大させる、というのは難しいのかもしれません。

ある意味、いい「チャンス」なんだから是非いろいろとがんばってもらいたい

 とまあ、いろいろと批判めいたことを数多く述べてきましたけれど、今回の「なのはVivid」参戦がアクエリのプレイヤーの裾野を広げるいい「チャンス」である、ということは間違いないと思います。
 しかしながら今までのエキストラシリーズと同じような展開ではおそらくあまりいい結果にならないであろう、ということは残念ながら容易に予想できてしまいます。
 このあたりの懸念については過去のわたしのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/nemesis3/20100129/1264777010)も参照してください・・・いま思い起こすとあまりいい表現とはいえないかも、ですが(^^;;
 また今までのエキストラシリーズの展開に対する問題点につきましてはNakajiさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20101109)に書かれていますので、そちらも参照してください。わたしも問題点としてはほぼNakajiさんのご指摘どおりだと思います。
 さて、では今回の展開を有効に生かすにははたしてどうすればいいのでしょうか?ヴァイスシュヴァルツを展開しているブシロード社はこのあたりの宣伝展開のうまさには定評があります。今回「なのはVivid」参戦に当たってはこの点は意識しなくてはいけないところだと思います。
 幸いにも今回は「BLAZBLUE」の時とは違ってまだ発売まで期間がおよそ半年弱ありますから、プロモーションや展開次第では十分成功する可能性はあると思います。 最初にも書きましたけれど、今回の「なのはVivid」参戦の成否(これは決して「売れ行き」という面だけではありません、新規プレイヤー獲得とか総合的な面で、という意味です)はある意味「TCGとしてのアクエリの評価」そのものを決めてしまいかねないほどのことだとわたしは認識しています。その意味で今日のデイタイトルの「どれだけの『覚悟』を持って発表したのか」ということを言いたかったのですが・・・ブロッコリー社のカードゲーム課の皆さんにはぜひがんばっていただきたいところですね。

そんなわけで少しだけいろいろ提案してみたりします

 まずコンテンツが漫画媒体ですから、連載元(今回はコンプティークグループですね)の協力をお願いしてみるのはまず基本でしょう。大々的な広告展開やアクエリのプロモ封入とかが考えられますね。
 あとはCMですかね。何もブロッコリー社でCMを打つ、とまでは言わなくてもコンプティーク関連のCMに便乗する、という手もあるのではないか、と。この辺はわたしは詳しくないので実際可能なのかはわかりませんけれど(^^;;
 あとはこれはNakajiさんも提案されていますが、「エキストラシリーズのみでの構築というスタイルでの全国規模でのイベント」(できればショップさんとか巻き込むかたちがいいですね)を定期的に実施してもらいたいです。「BLAZBLUE」の時には単発、しかも東京のみのイベントでしたからねw それでは効果としてはあまりにも小さいと思いますし、定期的に開催しないのであればせっかくの新規プレイヤーさんを継続して惹きつけていくのは難しいですから。もちろん発売に合わせて講習会キャラバンとか実施する、というのもいいと思います。わたしはヴァイスシュヴァルツのプレイヤーでもありますが、手軽さという点ではヴァイスに一歩譲るものの、ゲーム性の高さではアクエリのほうが数段優れています。この点を生かして「ゲーム性を求めたいTCGプレイヤー層を取り込んでいく」ことも大切なことではないかな、と。
 あとこれらのイベントでは賞品に対してもいろいろと工夫を入れたほうがいいと思います。エキスパンションのBOXだけではなくて例えばそのコンテンツに関わるレアなグッズとかを賞品に出せば、それ目当てで興味を持ってくださる人もいるかもしれませんし・・・ちょっとやり過ぎかもですが。
 またエキストラエキスパンションの完成度自体もできるだけいいものを求められると思います。以前にも書きましたけれどできればユーザーテストプレイとかも実施していただきたいところです。今回の場合はプレイバランスはもちろんある程度の「原作再現性」も問われることになる、と思いますからその点でユーザー視点でのチェックは重要度が高いのではないか、と個人的には感じています。
 そしてこれらエキストラエキスパンションの展開はぜひ「単発では終わらせてはならない」と感じています。あとの展開は「エキストラパック」でもかまいませんから、継続して発売していってほしいと思います(その意味では個人的には「BLAZBLUE」の続編も期待していますよん♪)
 とまあ、とりあえず思いついた案とか書いていきました。繰り返しになりますけれど、開発人のみなさまそしてブロッコリー社のカードゲーム課の皆さんにはぜひがんばっていただきたいところですね。わたしとしても不安はいろいろとありますけれど期待はしたいと思いますし、陰ながら応援していきたいと思います。また今回の件につきましては機会を見計らってその都度取り上げていきたいと思います。
 それでは今日はこのあたりで。